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「連作障害」(障害除去の栽培方法)を学ぶ

更新日:2013.11.29


「都市で学ぶ農楽講座」を開講

市民環境展が開催されている22日(金)、午後から「青年に家いぶき」を会場に、いつもの講座を開講しました。

講師は大阪府立園芸高校の開発基良先生です。今回は作物作りで起こる連作障害を除去する方法について学びました。

同じ畑で同一の野菜や近縁の野菜(同じ科)を作り続けると、生育が悪くなったり、収量が少なくなったり、品質(外観や味や日もち)が悪くなることが連作障害で、その原因は、土壌伝染性の病害虫によることが一番の多いそうです。その他としては、一部肥料分の不足、肥料バランスの崩れ、微生物などの土中生態系の崩壊や単純化も要因です。

これを防ぐ方法は、①輪作(作物の種類を複数にして順序を変えて栽培する) ②有機物の施用(土壌を団粒化させ、微生物を複雑にして、生態系や肥料分のバランスを最適にする)、ことが一番大事でそのためには、地力のある土を形成させることが必要といわれます。

開発先生は、これらの講義をされて、最後に物理性(土の通気性・排水性・保水性)、化学性(栄養の三要素を始め微量要素が含まれている)、生物性(多様な生物が多く存在し、生物相が複雑な体系にある)を備えた団粒効果の高い土壌を形成させることがポイントとし、有機物の施用、相性の良い作物を一緒に作る、田畑の輪換、低抗性品種の利用、青刈り作業の導入、深耕、灌水処理、土壌消毒などの対策を講じることとされました。

 

 

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