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肥料の投入(農薬・化学肥料問題点と使用選択)を学ぶ

更新日:2013.09.27


「都市で学ぶ農楽講座」第11講座を開く

26日(木)午後から標記講座を開講しました。今回は「農薬と化学肥料」に限定して、使用上の問題点などを学ぶものでした。

講師は近畿大学農学部非常勤講師でアグリビジネスクリニックを主宰する高橋太一郎さんです。前回の有機質資材の使用に続いての講義です。

農薬の役割(殺虫剤「害虫の防除」・殺菌剤「病原菌の防除」・除草剤「雑草防除」・展着剤「蓋付着性を高める薬剤」)、農薬の登録制度の中味(農薬取締法)、農薬の使用基準、農薬の使用方法に加え農薬の注意点として①他の農作物にかけない ②農薬は使いきる ③保護具を着ける ④周辺の農家に知らせる ⑤管理を徹底する の説明と、農薬使用時のコツとして①予防的に使用 ②効果的に使用 ③複数の農薬を使用 を教示し、病害虫の実際に触れて物理的防除と生物的防除の仕組みを丹念に講義されました。

続いて化学肥料に移り、ここでは前回学んだ有機肥料との違い(肥料取締法・目的・3要素・微量要素・肥効・価格)、化学肥料の種類(単肥・複合肥料・液肥・葉面散布剤)、肥料の利かせ方、使い方を説明し、具体的な例をあげて追肥の分量を積算する学びも行いました。また、全肥料成分の管理や肥料管理の目的の変化について①収量の最大化 ②生産コストの低減 ③持続可能な食料生産に移行していることを強調されました。

この間、土壌の分析から施肥設計を学び続いて肥料について例題も挙げて勉強してきました。今後も講座は続きます。

 

 

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