農楽講座は奈良県宇陀市の山口の農園の歩みでした

更新日：2013.03.18

責任者の言葉に重みがあり、皆さん感心！

１４日（木）、「都市で学ぶ農楽講座」の第２０回目でした。当日の講師は、長年にわたり有機栽培で野菜を育て、安心・安全野菜を消費者に提供されている奈良県宇陀市の山口農園の山口武さんです。

山口さんは、１００棟に及ぶハウスを基本に、年商１億円の農業事業を営む一方で、農業に夢や新規就農をめざす若者を長期研修として受け入れるなど、多面的な事業を展開されています。

当日の講義では、山口農園の歩みから現状、さらにはめざしている理念や哲学が語られ、受講者は感心していました。

受講者には即効的・あるいは実践的に活用できるお話ではありません。しかし、困難な局面を打開しながら共鳴者と一緒に苦労されてきた様子と確かな歩みを経て更なる展望をもっておられることが理解できたところです。安全安心野菜を育てる気概とその人生観が伺われ、心が洗われたところです。

当日、山口さんと一緒に来られた牧野さんにはお忙しい中、緑と食品のリサイクルプラザの見学もしていただき、給食残渣がたい肥に替わるシステムを熱心に覗いておられました。

山口農園には、当法人で就農する若者が２年連続宿泊研修でお世話になっており、ことらの方が恐縮しているのですが、快く講師をお受けいただき感謝です。