特別事業
若者による農業分野チャレンジ事業
豊中市内の農地面積は2008年(平成20年)で約0.89km2です。市域の約2.4%を占めるに過ぎません。農家数も現在633戸と激減しています。
このような状況の中で、当NPOの会員農家の一つでは「とよっぴー」など有機肥料のみで多くの作物を育て学校給食の食材や市内消費者などへ地場産野菜を提供する農業を営んでおられます。
今回、国が実施しているふるさと雇用再生事業の一環として、この農家で「若者による農業分野チャレンジ事業」に取り組んでいます。
就労を前提に栽培技術を現場で実体験して会得し、さらなるスキルアップの学習講座を受講することを通じて、農業分野へ進む若者を育てる事業です。5月からスタートして今春3月で終了しました。初めて取り組みであり試行錯誤の日々で戸惑いや葛藤を織り交ぜながらも挑戦をしました。
豊中のような典型的な都市部で試みる今回の事業、成功事例として残せるよう、努力してきた結果、新年度も「農業をめざす都市の若者等のトライアウト支援事業」として実施しています。
なお、学習講座は、「都市で学ぶ農楽講座(20回シリーズ)」として就労の若者に限定せず一般の方も受講され、延べ518人が受講しました。
今年度は「農業をめざす都市の若者等のトライアウト支援事業」を展開中!
昨年度実施した「若者等による農業分野チャレンジ事業」の成果や課題を踏まえ、本年5月から見出しの事業を現在進めています。基本的には昨年事業を踏襲していますが、事業終了後、農業に転身していただく道をより確かにするため、人材育成を大切にして就労・研修・フィールドワークの3本柱で進めているところです。
とくに、今回は男性2人・女性2人の体制で、日々野菜作りに励んでいます。就労先農家では、よりコミュニケーションを深めることを大事にして、人間関係を構築しながら事業の成功に向けているところです。
先般は、田植えも経験できるよう、フィールドワークに泊まり込みで行きました。今後も何カ所かの予定でフィールドワークに参加し、自分探しになるよう心がけてます。
彼ら彼女らの元気な様子は、今後ブログで報告して行きます。